1.これは、フィルタ回路のように周波数特性が見たい時に使う解析方法です。
とりあえず次の図のようなバンドパスフィルタ回路を作成します。
2.ここでは、R1=50K、R2=250、 R3=100K、C1=C2=0.318u、としOPアンプには±10Vの電源を与えます。
ここでV1をダブルクリックします。すると次のような画面が出てきます。
ここでAC=1とします。これは入力に±1Vのsin波を入力することを意味します。もし±0.5Vのsin波がほしければAC=0.5となります。
3.次にを押してACスコープをクリックします。
そうして次にACスイープの種類を 1.線形 2.オクターブ 3.ディケード から選びます。 通常は 1.線形 か 3.ディケードです。 今回は時間軸を対数に取るため 3.ディケード をチェックします。
次にスイープ変数を決めます。 これは、周波数特性を調べるときの範囲とそのデータ数を決定するものです。 今回は 10〜1kHz でデータを取ります。
これで回路図は完成です。早速シミュレーションしてみましょう。
4.シミュレーションをすると下のような波形が出力されます。
5.次に利得(dB)をもとめます。
をクリックすると下のような表示が出ます。
ここで、[波形コマンド]の部分に
20*log10(V(U1:OUT)/1V) ↑出力電圧 ↑入力電圧
6.すると画面には次の2つの波形が表示されます。
7.ウインドウの増やし方は で2つに分けることができます。
これを2つに分けると下のようになります。
ちなみに上が電圧(V)、下が利得(dB)です。