☆★☆とりあえずやってみよう♪☆★☆


理屈をだらだらと説明する前にとりあえずやってみよう。


1.Schematicsエディタを起動します。

2.回路図を書くときは,基本的には の繰り返しで、最後にをすればいいだけです。



3.とりあえず無安定マルチバイブレータを作って見ることにします.早速パ ーツを呼び出して見ましょう.まずトランジスタを呼び出します.汎用NPNト ランジスタ2SC1518を呼び出してみましょう。


4. を選択します。すると次の場面が出てきます。


ここでパーツ名を入力してもいいですし、を開いて、次のようにライブラリ[jbipolar.slb]から参照してきてもかまいま せん.


(豆知識)SPICEのパーツ名は(パーツ記号+部品名)となっています。
パーツ名 パーツ記号 例にする部品名 例のSPICEでの記号
バイボーラトランジスタ Q 2SC1518 Q2SC151
ダイオード D 1S1588 D1S1588
MOSトランジスタ M 2SK790 M2SK790
J-FET J 2SK370 J2SK370

配置は次のようにします。


なお、パーツを反転させたい時は、 です。

5.次に抵抗を呼び出し配置します。 を選びパーツ名は[R]を入力します。




なお、パーツを回転させたい時は、 を選びます。


6.5と同様にコンデンサを配置します。パーツ名は[C]です。




7.次に電源電圧の設定を行います、 です。パーツ名は[VSRC]です。




8.次にグランドの設定をします。、 で呼び出します。パーツ名は[AGND]です。



9.さて次ぎは配線です。 で呼び出します。基本的にはまず始点を一回クリックして、経過点 をクリックしながら最後の終点でダブルクリックします。



(ポイント:マウスの右ボタンをダブルクリックすれば,リピート機能が使え ます.リピート機能とは直前に行ったコマンドをもう一度行いたい場合に使用し ます.つまり,一度配線を終えてしまうと配線モードが終了してしまいますが, 右ボタンをダブルクリックすればまた配線モードになるわけです。)




10.次に属性(抵抗の値と電源電圧の値)を変更します.基本的にはそのパ ーツをダブルクリックすれば属性を変更する場面になります.まず抵抗の属性を 変更してみましょう.ここでは[R2]と[R3]の値を[10KHz]にします.

抵抗をダブルクリックすればこのような画面が出てきますから[VALUE]の値の ところを[100KHz]として、を押せば値が変更されます。変更されたのが確認できればを押しましょう。


次に電源電圧の属性を変更します.抵抗と同様にここでは[V1]と表示されてい る丸い部品をダブルクリックしてみましょう。

ここでは電源電圧を5Vにしてみます.[DC=]を反転させて,値のところに[5V] (「V」は付けなくてもいい)と入力しましょう.。で属性を保存してからを押して終了しましょう。


11.次に初期電圧を設定します。何故しなければならないかはとりあえずおいときます。 でパーツ名[IC1]を入力して呼び出してください。



で次のように配置します。

片方の属性を変更します.ここでは右側を変更してみましょう.今配置した右 側のパーツをダブルクリックします。


valueのところにカーソルをあわせてから値のところに[5V]と入力します.



12.これで回路図は完成です。早速シミュレーションしてみましょう。ますシミュレーションの設定を行います。 を選んでください。


次にを選びます。


最終時間(F)を[50us]にして、を押します。次の画面のように過度の所にチェックがついていることを確認してを押します。


次に出力の波形を見る場所を指定します。 で電圧を見るマーカを呼び出し、次のように配置します。


これで準備はすべてOKです。

13.さあ解析をしてみましょう。 です。ファイルを保存してない場合はファイルは名を聞いてくるので適当に名前を付けちゃいましょう。


このようなPROBE画面が出てきたら、シミュレーション成功です。どうです結構簡単だったでしょう。