遺伝子・ＤＮＡの戦略を探れ！
ゲノム情報科学研究室
Laboratory of Genome Exploration and Informatics
担当：　山下　秀次

ヒトも，マウスも，ニワトリも，大腸菌でさえも，
すべての生き物が使っている優れものの分子マシン　…　Ｄ Ｎ Ａ

自分自身をコピーすることが，本来の使命でありながら，次々と新しい機能をつくり出し，

３８億年もの間に１０００万種以上ともいわれる多種多様な生物を生み出してきた．

その巧妙なメカニズムには，まだまだ誰も知らない知恵が隠されている．
　ヒトを含む高等生物には，ＤＮＡの情報である塩基配列を変えることなく，遺伝子を選択的に活性化したり，

不活性化したりする分子機構が存在します．この遺伝子の発現を調節するメカニズムの中で最も重要な働きをするものに

ＤＮＡメチル化と呼ばれる塩基の修飾現象があります．

　当研究室では，このＤＮＡメチル化と遺伝子発現調節機構の関係に着目して次のようなゲノム解析研究を行っています．
二次元電気泳動法によるゲノムプロファイルの作成
ヒト精神神経疾患の成因に関わる遺伝子の探索とＤＮＡメチル化機構の解明
ニワトリの感染症に関わる遺伝子の探索
ウズラの組織特異的遺伝子の単離・同定とＤＮＡメチル化機序の解明
研究のキーワード

「ゲノム」， 「ＤＮＡメチル化」， 「ＣpＧアイランド」，「制限酵素」

「ＰＣＲ」，「二次元電気泳動」，「エピジェネティックス」，「遺伝子探索」