鳥類と爬虫類の卵白タンパク質パターンの違い




ニワトリに代表される鳥類では卵白アルブミンが卵白の主要タンパク質で,電気泳動でも大きなバンドとして観察されます.
ところが,爬虫類のスッポンなどではこのアルブミンが極端に少なく,一番はっきりと観察できるのはリゾチームのバンドです.したがって,スッポンの主要タンパク質はリゾチームということがわかりました.
ところが,同じカメ類でもウミガメの仲間はリゾチームのバンドが薄く,活性も非常に弱いことがわかりました.
このように,生物の種類によって卵白のタンパク質組成は大きく異なっています.



現在,種々の鳥類および爬虫類の卵白について,リゾチームやその他のタンパク質について解析を行っています.
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