2017年度
2017年度の卒業式が挙行されました。あいにくの雨でしたが卒業生は晴れ晴れしい姿を見せてくれました。農学部の伝統して、卒業式⇒謝恩会⇒研究室の追い出しコンパという流れで毎年行われます。今年も笑いあり、涙ありで深夜まで盛り上がりました。
大学での4年間の学びは研究室での生活と卒論研究に集約されると思います。みんな研究を一生懸命頑張ってくれ、研究以外でも研究室を盛り上げてくれました。それは後輩にもしっかり受け継がれていくと思います。 今後は学んだことを活かして、社会に貢献できるように、さらに心と技能を磨いていってほしいと思います。改めて、 卒業おめでとうございました!卒業後もたまには研究室に遊びに来て下さい。
東海大学の広報誌の1つであるVISTAの連載「研究推進 東海大学の科研費獲得戦略」の「事例紹介」に掲載されました。科研費は、若手研究を2回取っただけですので全く偉そうなことは言えないのですが、ご指名でしたので取材をお受けしました。
記事にあるGAPDHについてはホームページのこちらとこちらをお読みいただければご理解いただけるかと思います。簡単に言うと、乳酸菌の菌体表層にある多機能性タンパク質で、将来的には機能性乳酸菌を選抜するときの「機能性マーカー」として利用できるのではないかと考えています。本年度も本テーマで二名の学生さんが頑張ってくれました。現在は三年生に受け継がれ研究を進めているところです。研究成果を社会に還元しやすいのが乳酸菌の魅力です。科研費は国民の税金から出ていますので、真摯に取り組み、社会貢献できるように取り組んでいるところです。
内容は こちらからお読みいただけます。
現在、週一回ペースで東海大学主催のサイエンスカフェが開催されています。今回、「健康に役立つ機能性ヨーグルトの美味しい話」と題して第四回目の講師を務めました。「乳酸菌ってどんな菌?」から始まり、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が持つさまざまな機能性や腸内細菌に関するトピックスを紹介しました。また、六次産業化など乳酸菌の産業利用に関する当研究室での取り組みについても一部紹介しました。
会場のキャパシティぎりぎりの40名の方にご参加いただき、多くのご質問を頂戴しました。皆さん、健康への意識が非常に高く、興味を持って聞いてくださいました。ご参加いただき誠にありがとうございました。また、会場設定にご尽力いただいた関係者各位に感謝申し上げます。
開始前の会場の様子
掲示
今後の日程
13日は卒論発表会でした。4年生は最後まで粘り強く研究し、立派に発表してくれました。結果が出た人、思うように出なかった人など様々だと思いますが、結果は二の次です。自分自身が精一杯頑張れたかどうか、その過程が最も大切だと思います。それが自分自身の財産となり、またその頑張りは後輩に受け継がれ研究室の財産にもなっていきます。一年半の研究生活で何かを掴んでもらえたなら幸いです。
今年も面白い結果が沢山得られました。研究をやればやるほど乳酸菌やその発酵物の途轍もない可能性を感じます。また、研究成果を社会に還元しやすいのも乳酸菌の魅力の1つです。社会人になって研究したくなったらまた大学院で戻ってくる手もあります。研究開発職に就く学生さんは将来、共同研究や商品開発など是非一緒にやりましょう!
また、他研究室の学生さんや先生方に多くのご質問やご意見をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。4年生はいただいた意見などを 反映して卒論を仕上げましょう。まずはお疲れ様でした。
立派に発表してくれました
打ち上げは開放感溢れてたためか、お酒の量がいつもより多めでした。少し飲みすぎました。
新年あけましておめでとうございます
随分と長い冬休みを終え、今日から研究室がスタートしました。昨年は多くの方々にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
早いもので4年生は卒論発表まで残り一ヶ月となりました。気持ちを切り替えて最後まで頑張って欲しいと思います。今年は乳酸菌関連の商品がいくつか発売される予定です。発売日が決まりましたら改めてホームページ等でお知らせします。
本年も「発酵で復興!」をテーマに研究室一同取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願い致します。
12月23日は祝日でしたが、午前中は4年生の中間報告会、午後から研究室の大掃除、夕方から鎮菌祭(忘年会)を開催しました!今日で一応、研究室は仕事納めです(木下はもう少し仕事が・・・)。
【中間報告会の様子】
卒論発表に向けて、ラストスパートです!後悔のないように力の限り頑張りましょう!面白いデータも得られてますのでどこまで明らかにできるか楽しみです。
【鎮菌祭の様子】
鎮菌祭は、日頃お世話になっている菌(乳酸菌、カビ、大腸菌、コンタミ菌等)に感謝を捧げる厳かな祭りです。一寸の虫にも五分の魂と言うように、1μmの微生物にも0.5μmの魂があると思うのです。少なくとも農学部としてはそういう気持ちで微生物に接して欲しいと思っています。恒例のプレゼント交換(愛のポエム付き)も行ないました。また、3年生がゲーム等企画してくれて大いに盛り上がりました!この良い伝統を次の世代にも引き継いでいって欲しいと思います。
現在、当研究室では滅菌することを「沈菌」と呼ぶようになっている模様・・・。
豆乳ヨーグルトの試験販売が始まりました
現在、宮城県登米市の㈱北上食品工業と、当研究室で見出した機能性乳酸菌を用いて、豆乳ヨーグルトの共同開発を行っています。発酵条件等を検討しこの度、試験販売を開始いたしました。プレーンタイプの豆乳ヨーグルト(発酵豆乳)で、豆腐のような味わいです(しばらくすると酸っぱさが増してきます)。プレーンのままでは好みが分かれるかもしれませんが、黒蜜をかけると万人受けする美味しいスイーツになります。
㈱北上食品工業
こちらでご購入いただけますので、是非一度ご賞味下さい。
商品パッケージ(案)
山鹿市生涯学習講座にて機能性乳酸菌のついてお話しました
鹿央市民センターで開催された山鹿市生涯学習講座「食と健康」コースにおいて講師を務めました。「健康は腸内から!〜乳酸菌や機能性ヨーグルトの美味しい話〜」と題して、乳酸菌とは?から始まり、乳酸菌の機能性、腸内フローラに関するトピックス、機能性ヨーグルト等をご紹介し、最後に乳酸菌を用いた六次産業化支援の取り組みについてお話しました。皆さん、熱心に聞いてくださり、健康への関心の高さが伺えました。何かのお役に立てたなら幸いです。
是非、ヨーグルト、チーズ等の発酵食品や野菜などの食物繊維を積極的に摂って、腸内フローラを整えていただければと思います。「健康は腸内から!」ですから。
余談ですが、この日11月11日は「チーズの日」でした。来年はチーズの日にチーズのお話ができればと思っています。
開始前の会場の様子
11月4日、井越敬司先生(東海大学名誉教授)の退職記念パーティーを開催いたしました。本来、一年前に行われるべきだったところ、熊本地震の影響で開催が延期されておりました。「元気になった熊本を皆さんに見てもらいたい」という井越先生のご意向もあり、この日の開催となりました。
幸い天候にも恵まれ、北は北海道、南は奄美大島と全国各地から約120名の卒業生およびそのご家族(お子様含む)にご参加いただきました。皆さん、終始笑顔で笑いの絶えないパーティでした。不慣れで 至らぬところも多々あったかと思いますが、無事勤めを終えることができてホッとしております。井越先生と皆様に楽しい時を過ごしていただけたなら幸いです。
集合写真は後日、郵送いたしますのでしばらくお待ち下さい。
今後とも研究室の縦・横の繋がりを大切にして末永くお付き合いいただければ幸甚です。
【キャンパスツアーの様子】
【退職記念パーティーの様子】
【その他】
お土産も沢山いただきありがとうございました。
東海大学新聞に研究室の復興への取り組みが掲載されました
毎月1日に発行されている東海大学新聞に当研究室の取り組みを掲載していただきました。
農学部のホームページで詳しくご覧いただけますが、熊本県産の成果物を当研究室で見出した機能性乳酸菌を用いて発酵することで、新たな発酵食品を開発し、熊本県産の成果物の売り上げ向上や、農家の六次産業化・企業の商品化の支援を行うといった内容です。熊本の大学が熊本の企業とタッグを組み、熊本県産の青果物を使った新しい商品を開発する「オール熊本体制」で熊本地震からの復興を目指します。
現在、「発酵で復興!」をテーマに熊本地震からの復興に貢献できるよう研究室一同取り組んでいます。
また、余談ですが、今日から3日間建学祭(建学75周年)が開催されます。本研究室でも明日と明後日、「チーズフォンデュとラッシー」(乳酸菌尽くしですね)を販売しますので是非お立ち寄りください。また、新一号館3階(N1303教室)ではバイオサイエンス学科の展示もありますので、そちらも是非ご覧ください。休憩スペースもあります。
日本畜産学会で研究発表を行ないました
信州大学農学部(伊那キャンパス:長野県上伊那郡南箕輪村)で開催された日本畜産学会第123回大会に参加し、口頭発表を行いました。また、3題の座長を務めました。知り合いの先生方も実行委員として大会実施にご尽力いただきました。お陰様で長野の素晴らしい環境のものと、研究発表、情報収集を行なうことができました。この場を借りて御礼申し上げます。また、発表後には研究者間の交流も深めることができました。
第Ⅶ会場26番講義室畜産物利用
Ⅶ06-07 重金属耐性における菌体表層ムーンライティングプロテインの役割の検討
○木下英樹1・森下光貴1・井越敬司1,2(1東海大農・2チーズ乳酸菌研究所)
本研究は4年生の森下君が昨年頑張ってくれたものです。現在は、村田君が引き継ぎ頑張ってくれています。ムーンライティングプロテインは思った以上に色々な仕事をしているようです。
Moonlighting proteinsの本が出版されました
Brian Henderson先生編集の「Moonlighting proteins -Novel virulence factors in bacterial infections」という本がWiley-Blackwellから出版され本日ハードカバーの製本版が手元に届きました。日本語に訳すと「ムーンラティングプロテイン-細菌感染における新しい病原因子」というタイトルになります。ムーンラティングプロテインとは、異なる場所で異なる機能を有している多機能性タンパク質のことを言います。
私(木下)は、Part III: Proteins moonlighting in bacterial virulence(訳:細菌の病原性における副業タンパク質)、Part 3.3: Glyceraldehyde 3-phosphate dehydrogenase (GAPDH): A multifunctional virulence factor(訳:グリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素(GAPDH):多機能性病原因子)、Chapter 12 GAPDH and Probiotic Organisms(訳:GAPDHとプロバイオティクス細菌)を担当し執筆しました。この本は、病原因子としてのムーンラティングプロテインについて書かれた本ですが、私は安全性の高い乳酸菌のGAPDHの多機能性について書きました。見出しは下記のとおりです。
12.1. Introduction(訳:イントロダクション)
12.2. Probiotics and Safety(訳:プロバイオティクスと安全性)
12.3. Potential Risk of Probiotics(訳:プロバイオティクスの潜在的リスク)
12.4. Plasminogen Binding and Enhancement of its Activation(訳:プラスミノーゲン結合とその活性化)
12.5. GAPDH as an Adhesin(訳:付着因子としてのGAPDH)
12.6 Binding Regions(訳:結合領域)
12.7 Mechanismas of Secretion and Surface Localization(訳:分泌と表層への移行メカニズム)
12.8 Other Functions(訳:その他の機能)
12.9 Conclusion (訳:結論)
編集者のBrian Henderson先生(Division of Infection and Immunity, University College London)とは面識はありませんでしたが、論文を読んでいただいたらしくメールで執筆のご依頼をいただきました。世界で活躍されている研究者から研究成果を評価いただけたことは大変嬉しく、名誉なことでしたので謹んでお引き受けしました。とは言え、英語での執筆で内容もそれなりの量でしたので当時死にそうになりながら何とか締め切りギリギリに提出したのを思い出しました。
こちらから内容を見ることが出来ます。
私が学生時代に情熱を注いで研究し、腸管付着因子として見出したGAPDHが、こうして英語の本になるとは夢にも思いませんでした(世の中何が起こるか分かりませんね。学生さんにも目の前のことに情熱を注いで取り組んで欲しいと思っています。いや、よく頑張ってくれています!)。現在、さらに研究を発展させ、ムーンラティングプロテインの網羅的な解析と多機能性を解析し、多機能性マーカーとして利用を目指して研究しています。私も他の先生方が書かれた内容を読んで勉強したいと思います。
平成29年度酪農科学シンポジウムでポスター発表を行ないました
お盆明けすぐの8月18日に十和田市民文化センター・生涯学習文化センター(青森県十和田市)で開催された日本酪農科学会主催の酪農科学シンポジウムでポスター発表を行ないました。
十和田市はスーツを来ても汗一つ書かないほど秋を感じさせる気候でした(今年は特に雨続きで大変なようです)。シンポジウムでは乳、発酵乳、乳酸菌についての最新の情報を得ることができました。また、ポスター発表および懇親会では、同分野の研究者と意見交換を行い、共同研究の話も進展しました。
発表のタイトル等は以下の通りです。
乳酸菌のムーンライティングプロテインの網羅的解析
○木下英樹、田上誠吾、緒方美月、井越敬司
内容は乳酸菌の菌体表層に存在している多機能性タンパク質をLCMS-IT-TOFシステムにて網羅的に明らかにしたというものです。4年生の緒方さんもサンプル調製に尽力してくれました(学会デビューおめでとう!)。緒方さんは現在その機能性解析のための研究を頑張っています。今後の展開が期待されます。
「食と微生物の事典」が朝倉書店より出版されました
2017年7月25日付けで、北本勝ひこ先生、春田伸先生、丸山潤一先生、後藤慶一先生、尾花望先生、斉藤勝晴先生が編集された「食と微生物の事典」が朝倉書店より出版されました。
本事典は、食と微生物の関わる様々なテーマからなり、それぞれの専門家が最新の知見を見開き1ページで紹介した本となっております。各テーマにおいて、これまで明らかにされてきた研究内容がギュッと濃縮した一冊になっております。
本研究室の木下も著者の一人として、「第4章 食とヒト常在微生物」の「30節 常在微生物の接着」を担当し、腸内細菌がどのようにして「お腹に留まっている」のかを解説しました。まだまだ未知な部分も多い領域ですが、私達の研究成果も一部ご紹介させていただきました。研究の成果(学生さんの頑張り)が本となり、皆さんの知識となることは大変嬉しいことです。
以下、朝倉書店のホームページに記載の概要となります。
生き物として認識する遥か有史以前から,食材の加工や保存を通してヒトと関わってきた「微生物」について,近年の解析技術の大きな進展を踏まえ,最新の科学的知見を集めて「食」をテーマに解説した事典。発酵食品製造,機能性を付加する食品加工,食品の腐敗,ヒトの健康,食糧の生産などの視点から,200余のトピックについて読切形式で紹介する。〔内容〕日本と世界の発酵食品/微生物の利用/腐敗と制御/食と口腔・腸内微生物/農産・畜産・水産と微生物 (朝倉書店ホームページより引用)
様々なテーマから書かれておりますので、詳しくは朝倉書店ホームページの目次をご覧ください。各地の図書館などには入ると思いますので、興味があれば是非ご覧ください。もちろん東海大学の図書館にも入れて貰う予定です。
3年生の授業で工場見学に行きました
バイオサイエンス学科3年生の必修授業である「工場見学」で、佐賀県神埼市にあるヤクルト本社佐賀工場と熊本県上益城郡にあるサントリー九州熊本工場に見学に行きました。私達が普段飲んでいる商品が実際どのように製造されるかを学んだ後、ジョアとプレミアム・モルツの試飲を楽しみました。どちらも大変綺麗で洗練された工場でした。工場見学に行くと毎回、工場ラインには驚かされ感動を覚えます。今回、大人数の見学を快く受け入れていただいた両社に厚く御礼申し上げます。
来週は学んだことを活かし、研究室毎に志向を凝らしたプレゼンテーションがあります。3年生も色々準備を頑張っているようなので発表を楽しみにしています。レポートも忘れずに!
室長、お帰りなさい会を開催しました
室長が3週間の教育実習から無事帰熊したことを記念し(笑)、BBQを行ないました。
木下研、飲んでばっかりと思われるかもしれませんが、これも研究室愛のなせる技ですね。
楽しく交流を深めることが出来ました。
4年生の中間報告と3年生の歓迎会を行ないました
今日はイベント盛りだくさんでした。
4年生の中間報告と3年生の歓迎会を行ないました!
中間報告は真剣に、飲み会は楽しく交流を深めることが出来ました。
ON-OFFの切り替えが、木下研の真骨頂かなと思います。
3年生を対象に研究室紹介を行ないました。学科で最後の研究室紹介となりました。来週は早くも研究室配属となり、8名の仲間が増えることになります。
一通り研究内容などを紹介した後、室長の山本君から学生目線での研究生活を説明してもらいました。「何事も一生懸命に!」、「友人は研究室でできるので、やりたいことを重視したほうが良い」という素晴らしいメッセージを語ってくれました。
その甲斐あってか、 事後のアンケートおよびコメントでは、興味を持ってくれている学生さんは、なかなか多いようでした。一生懸命に取り組んでいる研究に興味を持ってくれ、一緒にやりたいと思ってくれる学生さんがいることは嬉しいことですね。
一週間後には既に配属が決まっています。どの研究室もそれぞれ非常に面白いことをやっていますから、色々と見学に行き、悔いのない研究室選びをしてもらいたいと思います。私も興味があるところに行くのが一番だと思います。(木下)
山本君による紹介
先週21日と本日の二回に分けて4名ずつ中間報告会を行ないました。
本年度初めての中間報告会でした。4年生は就活中で準備など大変だったと思いますが、立派に発表してくれました。本格的な研究は就活が終わってからになりそうですが、就活も研究もコツコツと一歩ずつ進むのが大切だと思います。
また、井越先生にもこれまでの研究成果の一部をご発表いただきました。中身の濃い 素晴らしい研究内容で大変勉強になりました。研究への情熱が伝わってき、非常に刺激を受けました。
今回の中間報告会は2年生や3年生にも開放し、何名か聴講してくれました。今後の研究室選びの材料となればと思います。研究の楽しさを少しでも感じ取ってもらえたなら幸いです。
東海大学モニター農家総会で講演を行ないました
本日、モニター農家総会にて、「機能性乳酸菌と6次産業化への応用の可能性」という演題で講演を行ないました。
モニター農家制度は、1983年に発足した制度で、「地域農業の持つ問題点や現状を大学の研究課題として取り上げ、研究成果を地域社会へ還元して、大学と農家が一体となって地域農業の振興・推進に貢献すること」を目的としています。
総会は本制度の活動の一環として毎年開催しているもので、モニター農家会員の方々や教職員など約50名にご参加いただきました。農業と乳酸菌は一見関係がないように思われるかもしれませんが、6次産業化により強く結びつけることが可能です。多くの機能性を持ち安全性の高い乳酸菌の利用は、今後益々盛んになってくると思います。
講演では、まず乳酸菌の機能性と分布等についてお話し、その後具体的な応用の可能性について例を示しながらお話しいたしました。多くの方々が熱心に聞いてくださり、終了後は沢山のご質問をいただきました。
本講演や私達の研究成果が少しでも何かのお役に立てたなら幸いです。
井越先生がBSジャパンに出演されます
井越先生は、昨年も発酵食品の特集におけるチーズについての解説でBSジャパンに出演されましたが(こちらを参照)、好評だったため第二弾の放送が決定いたしました。
「元気の秘訣!おいしい発酵食品の謎II」
4月9日、19時〜21時
現在、BSジャパンのイチオシ番組として取り上げられています。研究室でも少し撮影をしましたのでチラッと映るかもしれません。
http://www.bs-j.co.jp/official/hakkou_syokuhin2/
また、同日の11時半〜13時半で、前回の特集も再放送されるようです。これで2回目の再放送となります。皆さんの関心が高いことが伺えます。
是非、発酵食品、チーズの魅力をご堪能ください。
http://www.bs-j.co.jp/program/detail/201704/24260_201704091130.html
新年度が始まりました
いよいよ新年度がスタートしました。新体制スタートに伴いホームページを色々と更新しました。どこが更新されているか探索してみて下さい。
「何事も一生懸命に楽しく!」それが木下研のモットーです。
一生懸命やらないと本当の楽しさは分かりません。でも一生懸命やると時に苦しくなります。苦しいだけでは困難は乗り越えられません。だからみんなで支え合って、良い雰囲気を作って、楽しくやらないといけません。
「楽」はさせません。でも「楽」しめる研究室を目指しています。
そして、一生懸命楽しんでやるからこそ、高い壁も越えていけるのだと思います。
では今年も張り切って参りましょう! (木下)