藍染の染色の過程で重要な役割を担う「インジゴ還元酵素」の酵素化学的機能と結晶構造解析の研究結果が国際的な論文である、International
Journal of Biological Macromolecules(インパクトファクター 5.16)にアクセプトされました。藍染の染料であるインジゴは水には溶けませんが、この酵素がインジゴを還元することで、水溶性のインジゴになり美しい染色が可能になります。日本の伝統産業である藍染を生化学的視点から明らかにしました!!4年生も参加した研究なので、学生も共著者として入っています!(香川大学農学部、大阪工業大学工学部との共同研究)
Yoneda K, Yoshioka M, Sakuraba H, Araki T, Ohshima T.
"Structural and biochemical characterization of an extremely thermostable
FMN-dependent NADH-indigo reductase from Bacillus smithii"
International Journal of Biological Macromolecules, (2020) 164:3259-3267.
IF=5.16
この他にも、トマトを枯らせてしまう植物疫病菌に対して特異的な農薬創製を目指して行った「L-スレオニン脱水素酵素」の研究成果がEnzyme and
Microbial Technology (インパクトファクター 3.45)にアクセプトされました!植物疫病菌由来のL-スレオニン脱水素酵素の結晶構造と阻害剤の分子ドッキングシュミレーションの解析結果をまとめた論文です。4年生や大学院生も参加した研究なので、学生達も共著者として入っています!(香川大学農学部、大阪工業大学工学部、大阪医科大学医学部との共同研究)
Yoneda K, Nagano R, Mikami T, Sakuraba H, Fukui K, Araki T, Ohshima T.
"Catalytic properties and crystal structure of UDP-galactose 4-epimerase-like
L-threonine 3-dehydrogenase from Phytophthora infestans"
Enzyme and Microbial Technology, (2020) 140:109627. IF=3.45