2018年度
毎年3月19日は九州キャンパスの学位授与式(卒業式)です。この日、当研究室の4年生8名全員にめでたく学士の学位が贈られました。その後の謝恩会、3年生も加わって二次会(追いコン)と夜遅くまで名残を惜しむように語らいが続きました。
学生時代が終わり与えられる側から、今度は与える側へ大きくシフトチェンジします。そういうことを意識しつつ、研究生活を含め、これまで学んできたことを存分に活かして、楽しい充実した人生を送って欲しいと思います。嬉しいことも悲しいことも色んなことがあると思いますが、何かあれば(あるいは何もなくても)遠慮せずに研究室を訪ねて来てください。これからの活躍を期待しています!
改めて、卒業おめでとうございます!!
発酵豆乳の抗酸化に関する論文がアクセプトされました
乳酸菌で豆乳を発酵させた発酵豆乳(豆乳ヨーグルト)の抗酸化に関する論文が、公益財団法人日本ビフィズス菌センター、日本乳酸菌学会、日本食品免疫学会の共同の英文誌である、Bioscience of Microbiota, Food and Health (BMFH)にアクセプトされました。
本研究室では去年卒業した山本君、渡邉君、4年生の高次君が実験に関わり、また山本君は執筆も頑張ってくれました。
タイトル、著者名などは業績欄に入力しましたのでこちらをご確認ください。
2月27日にグランメッセ熊本で開催されたくまもと産業復興支援プロジェクトフォーラムに出展しました。JSTの復興支援事業の採択を受けて実施した内容のポスターと OGAWA FARMさんと共同開発した発酵トマトソースを展示しました。
このように当研究室では基礎研究を応用まで持っていく取り組みも行っています。研究室保有の機能性乳酸菌を使用して何か付加価値を付けた商品が作りたい方はご相談ください。
OGAWA FARMさんのホームページ( こちらをクリック)
2月18日に卒業研究発表会を開催しました。8名の四年生全員が素晴らしい発表をしてくれました。あとはいただいた質問や意見を参考にしながら卒業論文を完成させて、晴れて卒業となります。研究生活で学んだことを活かして4月から社会人として頑張って欲しいと思います。ひとまず、発表お疲れ様でした。
明けましておめでとうございます。本年も食品バイオ化学研究室をよろしくお願い致します。12月、1月で様々な新聞・雑誌に研究室のことを取り上げていただきました。これを励みに今年も菌と共に面白い研究を推進していきます。
・食品化学新聞(12月13日付)
「東海大学 独自乳酸菌株を提供 農産物発酵品など地域活性化へ」
記事の内容: アグリビジネス新技術説明会の概要
https://www.foodchemicalnews.co.jp/headline/headfcnews/4388.html
著作権の関係でダウンロードしても見られないようモザイク処理しています
・アグリビジネス新技術説明会の発表動画もYouTubeにアップされました
https://www.youtube.com/watch?v=0s6B-IYEIXc&t=7s
・東海大学新聞(1月1日付)
「アグリビジネス新技術説明会 農学部の木下講師が乳酸菌に関する研究を紹介」
記事の内容: アグリビジネス新技術説明会の概要
・東海大学後援会誌「TOKAI」 (1月1日付)
「研究最前線」
記事の内容: 当研究室の研究内容の紹介
・讀賣新聞鹿児島県全域版(1月6日付)
「乳酸菌研究の現状と未来 東海大学食品バイオ化学研究室の取り組み」
記事の内容: 当研究室の研究内容の紹介
著作権の関係でダウンロードしても見られないようモザイク処理しています
この日は毎年恒例の鎮菌祭でした。午前中〜14時半まで4年生の中間発表会、その後、18時ぐらいまで研究室および共用実験室の大掃除、そして夜は、鎮菌祭でした。鎮菌祭は日頃お世話になっている乳酸菌を中心とした細菌とあらゆる生物に対して感謝と鎮魂の気持ちを込めて行うクリスマス&忘年会です。一人一品ずつ持ち寄りで色んな料理が並びました(卒業生がお昼に来てお土産いただきました)。また、(愛の)メッセージ付きのプレゼント交換や三年生が企画したゲームで大いに盛り上がりました。ハードな一日でしたが今年最後の研究室のイベントで充実した一日となりました。
12月8日に行われた農学部主催の第18回アジア農業シンポジウム、セッション1において二度の震災(東日本大震災と熊本地震)の経験と復興への取り組みについて発表を行いました。
アジア農業シンポジウムは、1982年に九州東海大学(現東海大学)農学部が主体となり、アジア諸国の大学・研究機関と協力して開催したのが始まりで、今年で18回目を迎えました。今回は、「災害が農業に及ぼす影響ー事例研究と展望ー」というテーマで、蒲島熊本県知事の基調講演に始まり、タイ、インドネシア、日本などの先生方が災害の現状と復興への取組みについて発表、議論しました。ポスター発表では高校生も発表するなど大いに賑わっていました。
セッション1:災害が地域社会に及ぼす影響
演題:Two huge earthquakes in eastern Japan and Kumamoto and our efforts for their reconstructions
演者:木下英樹
蒲島知事による基調講演
とりあえずギャグがうけて一安心(笑)
最後にくまモンも来てくれました
追記: こちらもどうぞ。
ミルクサイエンス誌に論文がアクセプトされました
乳酸菌のグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水酵素(GAPDH)の水銀結合能をX線結晶構造解析により明らかにした論文が、ミルクサイエンス誌にアクセプトされました。GAPDHは菌体内では解糖系の酵素として働いている酵素ですが、菌体表層にも大量に存在しており、表層では腸管付着因子などの別の働きをしていることが知られています。本論文は大腸菌で乳酸菌由来のrGAPDHを作製し、結晶化後、X線回折実験により水銀の結合部位、結合様式を明らかにしたものです。組み換え体は去年の卒業生の緒方さんが頑張ってくれました。結晶構造解析は同学科の米田先生にご尽力いただきました。
米田一成,緒方美月,西山啓太,福田健二,安田伸,井越敬司,木下英樹.Lactobacillus plantarum由来菌体表層グリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素の結晶構造解析:水銀結合メカニズムの解明.ミルクサイエンス誌. in press.
ちなみにアクセプトされた11月11日は「チーズの日」でした。
TV会議システムで湘南キャンパスの寺田研と合同ゼミを実施しました
東海大学は全国にキャンパスがあり、様々な分野を学ぶことができます。
今年、東海大学連合後援会の研究費をいただき、湘南キャンパスにある工学部土木学科の寺田研究室と共同研究を行っています。初めてのTV会議システムを利用した合同ゼミでしたが、音声や画像も鮮明で違和感なく実施することができました。お互いの強みを活かした異分野融合により面白い研究結果も出ており、今後の展開が楽しみです。また、共同研究関連の研究に加え、当研究室からは4年生の足立くんと源馬くんが研究発表を行い、キャンパス間交流の良い機会となりました。
日本農芸化学会西日本支部大会で口頭発表を行いました
9月21〜22日に崇城大学で開催された日本農芸化学会西日本支部大会で学部4年生の足立くんと高次くんが口頭発表を行いました。学部生で初めての学会発表でしたが、優秀発表賞にエントリーし、頑張りました。今後の研究に繋がるような貴重なご意見・ご質問をいただき、二人にとっても良い経験となったと思います。
ラウンドテーブルで講師を努めました
9月21日にラウンドテーブルで講師を努めました。多くの方にご参加いただき、前半2時間の講演と後半2時間の交流会で沢山の質問をいただきました。何か少しでもお役に立てたなら幸いです。今後も基礎研究と応用研究の両輪で社会貢献できればと思います。
酪農科学シンポジウムでポスター発表を行いました
9月14日に和洋女子大学で開催された日本酪農科学会主催の酪農科学シンポジウムで二題のポスター発表を行いました。学部4年生の川島さんと長谷川くんが「糖尿病患者及びその予備群に適した食品(チーズと豆乳ヨーグルト)」に関する研究発表を行いました。また、今年3月に卒業し、信州大学に進学した渡邉くんが早くも発表しており、内容聞かせてもらいました。わずか半年足らずでしっかり成果を残して頑張っている姿は後輩にも良い刺激になったと思います。あちらの研究室でもすぐ打ち解けたようで安心しました。今後の発展を祈念しながら、遠くで見守っています。
また、このシンポジウム、来年度は私達が実行委員となり、ここ熊本キャンパスで実施することになっています(2019年8月23日に決定)。多くの方に来てもらえるように魅力あるシンポジウムにしていきたいと思いますので、皆様今から予定を空けて、奮ってご参加ください。
東海大学マイクロ・ナノ啓発会で学部生2名がポスター発表し、原口さんがベストポスター賞を受賞しました
8月24日、25日の東海大学マイクロ・ナノ啓発会(Tμne)の第9回学術交流会が開催されました。本年度はキャンパス間交流のため熊本キャンパスで開催されました。初日はシンポジウムで、二日目は38演題のポスター発表があり、学部生2名(原口さん、源馬くん)が発表を行いました。
二人とも初めての発表でしたが、堂々と発表し、4年生の原口さんが見事ベストポスター賞を受賞しました!
受賞題目:乳酸菌を用いた豚の多剤耐性菌殺菌効果及び肉質改善効果の検討
○原口梨花1、山中猛1、服部法文1、神鷹孝至1、實田正博1、本田憲昭1、森川充実1、金子博1、中野佑志1、浦部一浩1、石川潤一2、石田光晴3、安田伸1、井越敬司1,4、木下英樹1
(1東海大・農、2宮城県産技セ、3宮城大・食産業、4チーズ・乳酸菌研究所)
これらの研究を進めることで、将来的には「機能性家畜飼料」としての利用が期待されます。 原口さん、おめでとうございます!これを励みに研究を頑張っていきましょう!
ワリサー先生帰国・沢山の学びと思い出
4日のワリサー先生がタイに帰国されました。一ヶ月という短い期間でしたが、良い交流ができました。滞在期間中、英語での日常会話もさることながら、学生は英語での研究紹介も頑張りました。天草や阿蘇などへの観光も良い思い出となりました。
このご縁を大切にして、今後も研究を双方で進めて論文にまとめる予定です。
Thank you, Dr. Varesa. Let's keep in touch!!
ワリサー先生の歓迎会を行いました
外は大雨でしたが金曜日にワリサー先生の歓迎会を行いました。食べ放題&飲み放題のお店で、大いに食べ、大いに飲み、大いに会話を楽しみました。
タイから女性教員が一ヶ月間滞在されます
協定校であるキングモンクット工科大学ラートクラバン校(KMITL: King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang)から女性教員(ワリサー先生)が一ヶ月滞在されます。この日は朝、健康診断のため病院に行き、その後Welcome breakfast party(笑)を行いました。みんな英語での会話に悪戦苦闘しながらも楽しく交流できました。一ヶ月間という短い間ですが、乳酸菌の機能性について研究される予定です。今後に繋がる良い交流ができればと思います。
3年生が研究室配属されました
先週の木曜日に早くも研究室に3年生が配属されました。今年は9名が新しく研究室の仲間に加わりました!早速、先輩に付いて研究をスタートしています。少しずつ馴れていって貰えればと思います。これから一緒に学問を追究していきましょう!是非、研究の面白さを知って、魅力に嵌ってください。
農学部のパンフレットに4年生の城戸さんと卒業生の宮原さんが掲載されました
農学部の案内パンフレットに研究室の二人が掲載されました!在学生の紹介ページに4年生の城戸さんが、卒業生の紹介ページに2016年度卒の宮原さんが掲載されました(卒業生動向欄に追加しました)。当研究室のメンバー、大活躍です!「あなたのSTARは?」が聞きたかった。
副室長の川島さんが大学案内パンフレットに掲載されました
東海大学の全学部が掲載されている大学案内パンフレットに川島さんが掲載されました!バイオサイエンス学科の在学生代表として「熱い!」メッセージが掲載されています。微生物や食品に興味があった川島さんには、うちの研究室がピッタリマッチしたのかなと思います。現在は微生物の神秘によって作り出される「チーズ」の機能性研究を頑張ってくれています。「あなたのSTARは?」は必見ですね。
新年度が始まりました
新年度がスタートしました。早いもので東海大に着任して3年目を迎えました。
この2年間で震災も含め良いことも悪いことも沢山ありましたが、
様々な方との出会いを通じて研究室も発展してきたと思います。心より御礼申し上げます。
本年度もご縁を大切にし、教育・研究、地域貢献に邁進して参ります。
新入生や5月末に配属される新三年生がどんな人が来るか楽しみです。
一緒に新しい発見をしていきましょう!(木下)