活動一覧

春の訪問客 その3 新任特定助手 日比さん、高橋さん、原川さん

東海大学では、博士課程で学びながら授業を担当して給与を得る「特定助手」と、
博士課程修了後に本学に勤務する「特定助教」の制度が2023年から設けられています。

2024年度は、日比さん、高橋さん、原川さんの3名が新たに特定助手(総合農学研究所 所属)となり、
桜の熊本キャンパスで新任教員として紹介されました。
そしてその後研究室では、これから特定助手としてやっていく上での心構えなどが今川先生から熱く語られました。

 2024年4月

春の訪問客 その2 佐藤友希さん

2023年春に東海大農学部を卒業した佐藤さんは、卒業後の1年間をスイスで農業研修生として過ごし、
そしてこの春帰国報告に来てくれました。
今川先生も40数年前、派米農業研修生として米国で2年間研修していたので、
佐藤さんが様々な状況を一つ一つ乗り越えながら研修を完遂したことに深く共感していました。
今川先生は、「東海大生が活躍するのを見ることが、この上ない喜び」だそうです。

学生時代より佐藤さんがひと回りもふた回りも成長したことがよく伝わってきました。
世界の様々な情報が簡単に手に入る時代ですが、実際に経験した人だけが解かること、得られることが、
大いにあるのだとあらためて感じました。
「若者よ、やってみなさい。人に会いなさい。それがきっとあなたを成長させ、糧になる!」

 佐藤さんの研修先では、代々研修生の名前が子牛につけられているそう。写真はユウキ

2024年3月

春の訪問客  その1 中村圭吾さん

かつての東大時代の教え子で(*1)、現在JICA海外青年協力隊でモンゴルに派遣されている中村さんが、
この春一時帰国で研究室に来てくれました。
中村さんは今回、久しぶりに恩師に会うだけではなく2つの目的を持って来熊しました 。
一つは、尊敬する蒲島 熊本県知事(*2)に会うこと。
そしてもう一つは、今川先生に婚姻届けの証人になってもらうこと。
2つの目的をしっかり達成、婚姻届けも提出されたそうです。
中村さん、お幸せに。

*1 2017年の研究室活動に中村さんの修士時代の記事もこのHPに掲載されています
*2 蒲島熊本県知事(3月は在任中)は、派米農業研修生、ネブラスカ州立大学、東大教授と今川先生のよき先輩です

  2024年3月

「ゆっくりのんびりASO大陸」 原川さん出演

春の陽気が気持ちのいい3月某日、
阿蘇フィールドでFMKのラジオ番組「ゆっくりのんびりASO大陸」に出演する原川さんの番組収録がありました。
3/30(土)の12:30からのオンエア、お聞きになりましたでしょうか?

おなじみのパーソナリティ、村岡章子さんのインタビューで以下の内容が紹介されました。
・原川さんが東海大学大学院を卒業後、約10年を経て東海大学博士課程に戻ってきた
・阿蘇の次の1,000年のために、現在リモナイトをあか牛の飼料として利用する研究を行っている
・南阿蘇村、慶応大学メディアデザインチーム、熊本県畜産農業協同組合連合会を中心に取り組んでいる
 「人、社会、地球にやさしい」持続可能な村を目指す取り組み「エシカルビレッジ構想」の紹介
・ASPECTA貞春桜まつり2024に「大草原が育む食と自然のエシカルビレッジ」構想ブースの案内

聞いたよ、話上手かったね、などのお声もいただきました。
聞き逃したけど聞きたい、という方がいらっしゃいましたら、お声かけください。
「ゆっくりのんびりASO大陸」には、今後も今川先生、原川さんが出演予定です、おたのしみに!

  2024年3月

東海大学 研究Day2023

3/8(金)、 湘南キャンパスで「東海大学 研究Day2023」が開催されました。
東海大16の付置研究所・センターなどの多数の研究者・大学院生らが一堂に会し、
研究成果報告、セミナー、シンポジウム、情報交換会などを通して交流しました。

熊本からは、木下先生、中島さん、松本先生、今川先生の4名が参加し、3枚のポスター発表で成果を報告しました。

また今川先生は、プログラム最後のパネルディスカッションにも登壇し、
「どのように研究の若い芽を育てるか」を他の4人のパネリストと共に意見を交換しました。

  2024年3月

学部を超えて、研究室を超えて その2

「熊本系褐毛和種繁殖雌牛に対するリモナイト補給の影響」を研究している稲永研究室の毛利君が、
卒論準備のため今川研究室に通っています。
これまで牛と触れ合う経験も少なかった毛利君ですが、採材や実験など卒論に向けてモチベーションは上がっているようで、
先日の中間発表もうまくいったそうです。

毛利君に限らず、研究室は違えど今川先生に相談に来る学生さんもいます。
「研究室を超えて皆で学生を育てる」そんな気風、研究室の枠にとらわれず「学生ファーストで考える」そんな文化を
今川先生はもっと根づかせたいと考えています。

  2023年12月

学部を超えて、研究室を超えて その1

ある日の午後、今川研究室に文理融合学部 地域社会学科の安部先生と学生さんたちが集まりました。
災害や地域政策をこれまで研究してきた安部先生は、東海大学で新たにヒツジを介した地域交流に取組んでいます。
そこで今川先生による、シラバスに載っていない特別授業「安部ゼミ ヒツジについて」が開催となったわけです。

「昔は阿蘇での羊を飼っていた家はたくさんあったと聞いて、阿蘇の家畜史(ヒツジ)をまとめてみようとゼミでは話をしています。
地域社会の中で人は家畜やその環境とどう付き合い、阿蘇の生活が営まれてきたのか社会学の視点でアプローチを試みていますが、
「そもそも家畜って?」や「種」の話などは私にはできません。
今川先生のおかげで、私自身勉強できる時間になりました。
あっという間の時間だったので、また特別講義をお願いしたいです」と安部先生。
「いつもと違った視点の話で新鮮でした。深い話も聞けてよかった」とゼミの学生さん。

活気あふれるゼミに、学部は違っても、研究者や学生の役に立つことがあれば引き受けたいと今川先生も意欲的でした。

  2023年11月

第19回アジア農業シンポジウム

12月2日、阿蘇くまもと臨空キャンパスにてアジア農業シンポジウムが5年ぶりに開催されました。

アジア諸国における食料・農業問題を考えていくために、研究成果の共有と研究者間の交流を深めることを目的として
1982年に始まった国際会議です。
「今考える農学の未来~農学は、地域、世界、未来とどう向き合うべきか?~」をテーマに、
口頭発表、ポスター発表、パネルディスカッションが実施され、
東南アジアの地域の課題から世界の農業の未来についてあるべき姿、我々がなすべきこととは何かについて議論を深めました。
蒲島郁夫知事ら来賓、学生や教職員、熊本県内の高校生や住民らが来場、海外9大学へのオンライン配信も併用し約600名の参加に上ったそうです。

今川先生は、シンポジウムの最後を飾るパネルディスカッションで座長を務めました。
国際的な顔ぶれのディスカッションは、アジア農業の将来を考える白熱した時間となり60分の予定が90分になるほどでした。
また研究室からは、原川さんがポスター発表をしました。

  2023年12月

日本動物遺伝育種学会 in 阿蘇くまもと臨空キャンパス

例年11、12月はなにかと予定の多い今川先生ですが、今年は一層出番の多い年でした。

11/18(土)19(日)の日本動物遺伝育種学会では大会長を務め、講演も行いました。

テーマ:小さいものから大きなものへ ~ポストコロナ時代のウィルス・微生物学~
  座長 西堀 正英(日本動物遺伝育種学会会長,広島大学 教授)
  講師 志多田 千恵 先生(熊本保健科学大学 共同研究員)
     「熊本県内土壌中の破傷風菌分布調査と分離菌のゲノム解析」
     佐藤 賢文 先生(熊本大学 教授)
     「ヒトとウイルスの関わり合い~ヒトT細胞白血病ウイルスとウシ白血病ウイルスを例として~」
    今川 和彦 先生(東海大学 教授)
     「内在性レトロウイルスと胎盤の獲得、進化と多様性」

講演後の討論会で今川先生は、「今後も生産者や熊本の皆さんに還元できるような研究を展開していきたい」と学会を締めくくりました。

  2023年11月

東海大生にあか牛のうまさを知ってほしい~2023 欅祭~

「絢爛」がテーマだった2023年度の欅祭、今年もあか牛の丸焼き、やりました。

今年度は、今川先生の想い「東海大生にあか牛のうまさを知って欲しい」を前面に打ちだし、
より多くの人に食べてもらえるよう1人1パック限定で販売しました。
価格は変わらず、こだわりのワンコイン(←毎年赤字)。
熊本の農畜産業をこれから背負っていく東海大生がずらりと並びました。
今川先生の授業「世界の畜産」を受けている学生さんもたくさん来てくれました。

あか牛なのにホルスタイン柄の面々に、今年はあか牛も混ざりました。
そして夜には、怒涛の2日間を労う打上も。
「打ち上げも参加させて頂きとてもエンジョイできました!研究室、プライベートなど貴重な繋がりをえることができ感謝しております!来年度もどうぞよろしくお願いいたします。」中島さん、加藤さん、加藤木さんらも楽しんでくれたようです。
今川先生の長年の相棒 五嶋さん、卒業後もなにかにつけ駆けつけてくれる山田さんも、ありがとうございました!!

  2023年11月

大槻君、3年ぶりに研究室訪問

研究室の卒業生が3年ぶりに研究室を訪れました。
学部生ながら総説を書き学会誌に掲載されるなど、今川先生から大学院へ進むことを嘱望された大槻君です。
学生時代から牛を育てる仕事をしたいと言っており、今は牛の削蹄師として働いているそうです。

「長いこと大学教員をしていますと、卒業生が訪ねてきてくれ、近況を分かち合うことに幸せを感じます。
彼は勢いのある学生で、今も壁(?)にぶつかりながらも前に進もうとしています。」
逞しく成長した大槻君に目を細め、これだから研究室はやめられない、と語る今川先生です。

大槻君が過ごした学生時代は、コロナ禍で規制が厳しい時でした。
ラボミーティングや論文指導もオンラインの時期もあり、ましてや一緒に飲みに行くようなこともできなかったそうです。
その代わりというわけではありませんが、研究室で語らった後はいつもの居酒屋&カラオケコースへ。

後日、大槻君から連絡がありました。
「先日はありがたい機会をいただきありがとうございました。とても充実した時間を過ごせました。
またでっかくなって熊本に戻って来たいと思います!」

 右が2023年現在の大槻君、隅田君らと一緒に        2020年当時の大槻君

2023年10月

秋学期 月4限「世界の畜産2023」

秋学期が始まりました。
今川先生の授業は学部生対象の「世界の畜産」です。
本授業では、山羊、羊、豚、牛、鶏や馬などの家畜化の過程・家畜改良の歴史や世界各地の畜産の特性、さらに大規模経営として発展してきた歴史や「今」を紹介する。その中で日本の畜産の変遷から現在を位置づけ、安全・安心な動物生産と世界の中での日本畜産の「これから」を考える材料と視点を培う。(シラバスより抜粋)

2~14回の授業後は、提出されたレポートに今川先生がしっかり目を通し、一人一人に採点とコメントを書いて返しています。
数十人のレポートを読んでコメントを書くのは、けっこう時間もかかります。
1日かけても終わらないこともありますが、東海大生の伸びしろを信じ例年続けています。
自身が学生だった時代もそうであったように、研究だけでなく人を育てる教育もまたとても重要な仕事だというのが今川先生の信念です。

実際、回を重ねるごとに何かをつかみ力をつける学生さんがいます。
今年のレポートも楽しみにしていますよ。

2023年9月

原川さん、大学院博士課程入学

9月20日、大学院博士課程に社会人の原川さんが入学しました。
ご家族と先生方に見守られての原川さんのための入学式は、アットホームないい式になりました。

研究室でも原川さんファミリーを囲んでお祝いをしました。
愛らしいお嬢さんを膝にのせ、
「また今日から心も新たに今川先生にご指導ご鞭撻をいただき、一生懸命に研究に取り組み、掛け替えのないこの貴重な機会をフルに楽しんでいきたいと思います!」と原川さん。
はい、原川さん、こちらこそ宜しくお願いします。

2023年9月

濱野先生をお迎えして

長年にわたり家畜改良事業団を牽引され、現在、日本家畜人工授精師協会 常務理事の濱野先生を熊本にお迎えしました。
今川先生は最初に会った時、この人は「本物」だと思ったそうです。

今川先生の研究プロジェクトの打合せはもちろん、講義も快く引き受けてくださいました。
懇親会の席では、知らなかった研究の裏話なども聞けたそうですよ。
濱野先生、ありがとうございました。

2023年9月

農学特別講義B打ち上げ

大学院生を対象としたこの授業は、学生のプレゼン、そしてデスカッション(アウトプット)が中心の授業。
3回目からは、学生諸子が一人一人論文要旨(abstract)を読解し、他の学生の前で発表し授業が進みました。

そしてこの日は、14回の授業を終えお疲れさまでしたの打ち上げ。
1次会のあとも楽しい時間は続いたようですよ。
さぁ、夏休み突入!

2023年7月

トリプルでお祝い!!

71歳となる今川先生の誕生日を、今年もサプライズでお祝いしました。
また、6月から特定研究員として着任した川原井さんの歓迎祝い、
大学院博士課程を受験し今秋からの社会人入学を果たした原川さんの合格祝い、
「川」の字がつく3人のトリプルお祝いとなりました。

平均年齢は高いですが、新しいメンバーも迎え益々期待が高まる今川研究室です。
山田さんと加藤さんが来てくれて、研究室が華やいだ1日でした。

2023年7月

研究室が紹介されました

「阿蘇・熊本から世界へ発信する」を合言葉にダイナミックな研究に取り組む、と題して、
東海大学総合農学研究所・分子繁殖科学研究室が紹介されました。

現場にこそ「答え」がある。答えを見つけるためには・・・
研究室の概要や紹介とともに、今川教授からのメッセージも掲載されています。

「臨床獣医2023年7月号、臨床獣医師のための研究室ガイド」

2023年7月

テネシー大学学生交流会

5/29(月)・30(火)、テネシー大学Animal Scienceの学生ら10人が東海大学を訪問しました。

テネシー大学一行は、熊本キャンパスで今川教授による2時間の講義で世界的研究を日本人学生らと学び、
生物科学研究科および農学研究科の学生らのガイドのもと、臨空キャンパスの研究室を巡りました。
また、文理融合学部の学生らも多数参加してのシエスタでの学生交流会が大いに盛り上がりました。

<参加者の声 一部紹介>
●普段英語圏の方と話す機会がない中、身振り手振りを交えて案内をしましたが、自分も途中から楽しくなっていました。
一層、英語学習に力を入れようと思いました。
●英語での授業や会話、研究紹介は非常に難しく苦労しましたが、今後研究者を目指す自分にとって非常に良い経験になりました。
●この時意気投合したテネシー大学の学生と、その後もインスタグラムでやりとりをするようになりました。
●学生が英語で積極的に交流する姿を見てとても嬉しく感じました。私もテネシーのことを色々と学べて楽しかったです。
このような場を設けて下さり感謝しております。コロナ禍で中止しておりましたLunch Time Englishを再開したいと思います。

2023年5月

東海大建学祭in熊本キャンパス「欅祭」

11月2日3日の2日間、青空のもと模擬店「いんたぁふぇろんたう」では、
赤牛の丸焼き(13~14 kg肉塊3個、約40 kg)をその場で焼いて切って販売しました。
「ホントにハンパなく美味しいんです!!」
早々に290食完売、なかなか濃い2日間でした。

「熊本の赤牛ってこんなに美味しいんだって、これからの熊本で畜産に携わっていく学生たちに先ずはわかってほしい。だからやる。」
建学祭での赤牛の丸焼きには、今川先生のそんな想いがあります。

ご協力いただいた方々、あらためてありがとうございました。

2022年11月

古希

研究室を巣立った山田さんと(研究室生ではないけど研究室生のような)加藤さんが、サプライズで誕生日祝。

今年は70歳古希、まだまだやりたいことがたくさんあって元気な今川先生です。

2022年7月

祝・卒業

山田さん、岩田さん、川崎さん、卒業おめでとう!

松野さん、新天地アメリカでのご活躍を!

皆さんのこれからの成長を心より祈っています。

2022年3月

メリー・クリスマス

研究室にてクリスマスパーティ

イタリアンのお店のピザやオードブルで

2021年12月

学部生の総説が学会誌に

大槻海人(卒論生)さんが教授らと執筆した総説「胎盤の進化や多様性に関与するレトロトランスポゾン」が、
日本卵子学会誌「JOURNAL OF MAMMALIAN OVA RESEARCH」に掲載されました。

「学部生が総論をまとめることはまれですが、大槻さんは多くの論文を読み解き、理解し、
自分の言葉に置き換えてよくまとめた」と今川先生。
東海大学新聞にも写真とインタビュー記事が取り上げられました。

 
2020年11月

研究者集結

写真左から、今川先生、宮本先生(帯広畜産大)、松野助教、草間先生(東京薬科大学)、島田先生(広大)
日頃から共同研究をしている先生方が、大型研究予算の推進会議で研究室に集まりました

2020年1月

赤牛の丸焼き!

東海大学建学祭にて、分子繁殖科学研究室では赤牛の丸焼き販売を販売しました
おいしい、またやっての声多数!!

2019年11月
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